息子の書いた作文が特選。『ぼくのたからもの』

南由美

2013年09月10日 16:47





小学校2年生の長男が、夏休みの作文に私のことを書いてくれました。

町の審査で特選に選ばれ、その中からまた選抜で、奄美大島のコンクールに出展されることになったそうです


出展する作品は、原文より少し手直しされていますが


私にとっては一番最初の原文が一番の宝物なので、原文を載せます。


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「ぼくのたからもの」

「なんとかお母さんをたすけるから、また一緒に4人で寝ようね。」

お父さんは、そう言って、ヘリコプターにのって

お母さんとじえいたいの人といっしょにおきなわにいきました。

ぼくは、きゅうにはなればなれになったので

ポロポロなみだがとまりませんでした。

お母さんは、くもまっかしゅっけつというびょうきで、

しゅじゅつと、長いにゅういんをしました。

お母さんのしゅじゅつのしゃしんをお父さんに見せてもらったら、

あたまの左がわを切っていっぱいぬってありました。

ぼくは、キズを見て、お母さんはこわがりなのに

あんなしゅじゅつをしてすごいなぁと思いました。

べつべつにくらしているあいだ、ぼくはかなしくて、

早くあいたい、早く元気になってほしいとねがいました。

3日間だけおきなわのびょういんにあいにいくことができました。

お母さんは、げんきそうだったのであんしんしたけど

うでにてんてきをいっぱいしていて痛そうでした。

お母さんはぼくたちを見て、

「ずっとからだが痛かったのに、おうかといちかにあったら痛みがとんでいったよ。」

とニコニコして言いました。

ぼくは、お母さんの手をつないで、あるくリハビリをてつだいました。

そして、お父さんといっしょにお母さんのすきなようふくをかって

「たいいんの日にこれをきようね。」と言って、お母さんをよろこばせました。

それからしばらく、またはなればなれになったけど、

お母さんががんばったので、いよいよたいいんの日がおとずれました。

びょういんにむかえにいったら

お母さんは、うれしそうにぼくたちをだきしめました。

ぼくは、またお母さんとくらせるようになったのでうれしかったです。

となりにすわっているお母さんが、まるでてんしのようにかわいく見えました。

おきなわから家にかえってきたけれど

お母さんはまだびょうきがぜんぶなおったわけではないです。

でも、とてもしあわせそうに見えて、ぼくまでしあわせな気もちになれます。

お母さんがびょうきになってから、さみしいことやかなしいこともいっぱいあったけれど、

家ぞく4人でちからをあわせたから、のりこえることができました。

ぼくにとって、お母さんはたからものなので

これからも長生きしてもらいたいです。

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この作文を書く時、




このように、書く順序は手伝ったけど、

書いてある言葉は全ておうかが紡ぎだした言葉なので

おうかの言葉を紙に書き出しながら涙が止まりませんでした・・・。

「題名何にしたい?」って聞いたら

「ぼくにとってお母さんはたからもの」がいいと。。。

長くて1行でまとまらなかったので「ぼくのたからもの」になったけど

我が子の愛情の深さにとても感動しました

私にとっても、子どもたちはたからものです。

だから、再発しないように健康に気をつけて長生きしたいと思いました


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