幼稚園の頃から、「早くスポ少に入ってサッカーやりたい」と楽しみにしていた長男ですが
いざ、練習風景を見に行ってみると
なんという集中力のなさ
練習中、友だちとふざけたり
ミニゲーム中、すぐにポカーンと空を見上げたり
転ぶとすぐに、足が汚れただの痛いだの言ってその場にしゃがみこむ~
息子に対して、サッカー選手になれと願っているわけでもなく
私が、サッカー大好き!というわけでもないのに
ちょっと息子の様子を見るとすぐに
「もっと真剣にやりなさ~い」
「おうか!!」「おうか~!!!」
と、とにかく口を出す
1年生だし、まだ始めたばっかりだからこんなもんだ~って、わかっているはずなのに
彼がのほほ~んとしているのを見て私が口出ししてしまう原因はおそらくこの2つです。
◎小さい頃に、親に完璧を求められていた(←かなり大きな理由)
◎無意識に他の子と比べている
今まで何度か書いていますが
私の親はとっても厳しく、小さい頃から常に完璧を求められていました
何をしていても見張られているような
そして、失敗したら怒られるという恐怖心から
常に緊張していて、何をするにも伸び伸びできなかったために
よけいに失敗は多かったし
恐れが先にくるので、挑戦する勇気がない子に育っていたように思います
それを頭でわかっていながら
つい親に育てられたように子どもをしつけてしまおうとする私
そして
ついついほかの子と比べてできていない部分があると
「どうしてみんなと同じようにできないの」と
思ってしまうのでしょう
先日は、大会前の最後の練習だったこともあり、ずい分と口うるさく言ってしまい、あとになって反省
上手になるのはまだまだこれから
楽しさを覚えて夢中になるのはまだまだこれからのことなのに
今の段階で口うるさく言ったら
サッカーが嫌いになってしまいますよね
その日、帰って一緒にお風呂に入りながら
ちょっとフォローしました。
「おうかは走るのはすごく速いから、あとは遠慮せずにどんどん足を出してキックすれば、きっと上手にできるよ~」
自信を持ってできるような声かけをしておきました
そして迎えた、昨日のデビュー戦。
試合前もかなりのんきなご様子・・・
あくびしてて大丈夫~~??
と、ヒヤヒヤながらも
なんとか2試合、頑張りました
1試合目は、まだ雰囲気がつかめず
ボールが近くにきても突っ立っていることが多かったのですが
2試合目は、積極的にボールを取りに行き
なんどかシュートのチャンスまで巡ってきていました
1日でそこまで成長するとは思わず
最後の方は感激して泣きそうになりました
そんな息子の、帰宅後の日記です
「サッカーの試合」
今日僕は、サッカーの試合をしました。
初デビューでした。
すごく暴走しました。
点を少ししかとれなかったので、次はもっと点を入れたいです。
彼は、1点も点を入れていないし、他の上手な子に比べてそんなに活躍したわけでもないのですが、
超~~ポジティブな感想を持ったようです笑
でも今回の試合を通じて、次も頑張るぞという気持ちを持ったようなので、良かったです
暴走の意味は、後で聞いたのでこれから書きますね♪♪
それに続き、担任の先生宛に書いた、私の連絡帳
「お疲れ様です。
今日は、サッカーの試合、よく頑張りました。
息子の日記に書いてある‘暴走した’というのは、下手だったはずなのに上手になったという意味だそうです(笑)
サッカーのルールも知らない私が、‘おうか走れ~!!’‘前に前に!!’と、叫び・・・ある意味私が、暴走しました」
この日、お風呂につかりながら
息子に対して口うるさく言ってごめんねという意味も込めて
湯船の中で足をマッサージしてあげました
足首をまわしながら
「おうかの足お疲れ様~ おうかの言うこと聞いてくれてありがとうね~」
と声をかけ、足をさすってあげると
彼はと~ってもいい笑顔で
「僕の気持ちはまだまだ疲れてないし走れそうと思ってたけど、やっぱり足はジーンてしてるわ~」
と言いました
そして彼が日記に書いていた「暴走」という言葉(笑)
「いや~ 僕きょう、すっかり暴走しちゃったよ」と
得意げに言っていたので
暴走の意味、ちょっと違うよ~と思いながらも
満足した一日だったんだな~と思って、
彼の足に向かって
「おうかの暴走に付き合ってくれてありがとうね~」と言いながら
ゆっくりさすってあげました
新しいことや、行事があるたびに
息子の成長を見て喜びながらも、ついつい
「もっと上手く」「もっと早く」「もっとちゃんとして~」と
完璧を求めてしまう自分。
けれど、息子の成長ぶりや、親子での対話を通して
大切なことに気づかせてもらう日々です
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