ついつい完璧を求めてしまうけど・・・

南由美

2012年11月26日 10:29




昨日は、島内の小学校のサッカー大会で


1年生の長男にとって、初の試合でした







幼稚園の頃から、「早くスポ少に入ってサッカーやりたい」と楽しみにしていた長男ですが


いざ、練習風景を見に行ってみると


なんという集中力のなさ



練習中、友だちとふざけたり


ミニゲーム中、すぐにポカーンと空を見上げたり


転ぶとすぐに、足が汚れただの痛いだの言ってその場にしゃがみこむ~



息子に対して、サッカー選手になれと願っているわけでもなく


私が、サッカー大好き!というわけでもないのに


ちょっと息子の様子を見るとすぐに


「もっと真剣にやりなさ~い」


「おうか!!」「おうか~!!!」


と、とにかく口を出す



 1年生だし、まだ始めたばっかりだからこんなもんだ~って、わかっているはずなのに


彼がのほほ~んとしているのを見て私が口出ししてしまう原因はおそらくこの2つです。


◎小さい頃に、親に完璧を求められていた(←かなり大きな理由)


◎無意識に他の子と比べている




今まで何度か書いていますが


私の親はとっても厳しく、小さい頃から常に完璧を求められていました


何をしていても見張られているような


そして、失敗したら怒られるという恐怖心から


常に緊張していて、何をするにも伸び伸びできなかったために


よけいに失敗は多かったし


恐れが先にくるので、挑戦する勇気がない子に育っていたように思います



それを頭でわかっていながら


つい親に育てられたように子どもをしつけてしまおうとする私



そして


ついついほかの子と比べてできていない部分があると



「どうしてみんなと同じようにできないの」と



思ってしまうのでしょう



先日は、大会前の最後の練習だったこともあり、ずい分と口うるさく言ってしまい、あとになって反省


上手になるのはまだまだこれから


楽しさを覚えて夢中になるのはまだまだこれからのことなのに


今の段階で口うるさく言ったら


サッカーが嫌いになってしまいますよね


その日、帰って一緒にお風呂に入りながら


ちょっとフォローしました。


「おうかは走るのはすごく速いから、あとは遠慮せずにどんどん足を出してキックすれば、きっと上手にできるよ~」


自信を持ってできるような声かけをしておきました


そして迎えた、昨日のデビュー戦。


試合前もかなりのんきなご様子・・・





あくびしてて大丈夫~~??


と、ヒヤヒヤながらも


なんとか2試合、頑張りました


1試合目は、まだ雰囲気がつかめず


ボールが近くにきても突っ立っていることが多かったのですが


2試合目は、積極的にボールを取りに行き


なんどかシュートのチャンスまで巡ってきていました


1日でそこまで成長するとは思わず


最後の方は感激して泣きそうになりました


そんな息子の、帰宅後の日記です





「サッカーの試合」

今日僕は、サッカーの試合をしました。
初デビューでした。
すごく暴走しました。
点を少ししかとれなかったので、次はもっと点を入れたいです。



彼は、1点も点を入れていないし、他の上手な子に比べてそんなに活躍したわけでもないのですが、
超~~ポジティブな感想を持ったようです笑


でも今回の試合を通じて、次も頑張るぞという気持ちを持ったようなので、良かったです


暴走の意味は、後で聞いたのでこれから書きますね♪♪


それに続き、担任の先生宛に書いた、私の連絡帳





「お疲れ様です。

今日は、サッカーの試合、よく頑張りました。

息子の日記に書いてある‘暴走した’というのは、下手だったはずなのに上手になったという意味だそうです(笑)


サッカーのルールも知らない私が、‘おうか走れ~!!’‘前に前に!!’と、叫び・・・ある意味私が、暴走しました」




この日、お風呂につかりながら


息子に対して口うるさく言ってごめんねという意味も込めて


湯船の中で足をマッサージしてあげました



足首をまわしながら


「おうかの足お疲れ様~ おうかの言うこと聞いてくれてありがとうね~」


と声をかけ、足をさすってあげると



彼はと~ってもいい笑顔で



「僕の気持ちはまだまだ疲れてないし走れそうと思ってたけど、やっぱり足はジーンてしてるわ~」



と言いました



そして彼が日記に書いていた「暴走」という言葉(笑)



「いや~ 僕きょう、すっかり暴走しちゃったよ」と



得意げに言っていたので



暴走の意味、ちょっと違うよ~と思いながらも



満足した一日だったんだな~と思って、



彼の足に向かって


「おうかの暴走に付き合ってくれてありがとうね~」と言いながら


ゆっくりさすってあげました


新しいことや、行事があるたびに


息子の成長を見て喜びながらも、ついつい


「もっと上手く」「もっと早く」「もっとちゃんとして~」



完璧を求めてしまう自分。



けれど、息子の成長ぶりや、親子での対話を通して


大切なことに気づかせてもらう日々です


南由美FACEBOOK

◎メッセージ多数!の汚れない靴下の記事はコチラ

関連記事